患者食事の配膳をするとき何も考えず、無意識に配膳していませんか?
食事の下膳・配膳は看護学生や看護助手が行うこともありますが、いくつか注意しなければいけない事があります。
場合によっては患者の生命にかかわることもありますので、この記事を読んで必要最低限の知識を覚えておきましょう!
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配膳時の留意点はたくさんある
配膳前に食前薬(インスリン)はないか
薬には食前薬がありますがその中でも注意しなければいけないのがインスリンです。
糖尿病のある患者がインスリンを打たずに食事をとってしまうと、血糖値が上昇して治療に色々弊害が出ます。
配膳前にきちんと確認しておきましょう。
食事内容は適切であるか
糖尿病のある患者や嚥下機能が低下している患者は食事の形態は一般のものとは異なります。
とろみがどの程度必要か、アレルギーの食事が入っていないか確認しましょう。
食事内容も配膳時に確認しておきましょう。
患者に合わせたセッティング
麻痺や骨折などで食事のフタを開けることができなかったり、おしぼりの袋を開けられない事があります。
また離床を促す目的でも患者に適切なセッティングが必要となります。
ベッドで食べるのか、車椅子に乗って食べるのか。どこまで手伝えば食べれるのか考えて配膳しましょう!
ベッド上で食事を食べるときは、きちんと嚥下ができるように、背中にクッションを入れたり、ポジショニングが維持できるように工夫しよう!
患者誤認をしていないか確認
入院患者の中で同姓同名の患者がおられることはよくあります。
名前が似ていることもあるので患者のは名前を名乗ってもらい患者誤認を防ぎましょう。
下膳時の留意点も抑えておこう
内服した薬を確認
食後患者が勝手に頓服薬を内服したり、持参薬を過多内服してしまうこともあります。
下膳した時には薬の殻の数も注意して確認しておきましょう。
食事・飲水量の確認
入院患者の中には低栄養状態の患者もいるので、食事量はしっかりとチェック!
心不全のある患者や脱水傾向の患者の関しては、飲水量の確認しなければいけないので飲水量の確認しておきましょう。
最後に
配膳・下膳は誰にでもできますが、医療従事者として責任を持って食事を提供しなければいけません。
注意して配膳するだけで未然に自己を防ぐことができるので是非皆さん気を付けてましょう