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【看護】酸素ボンベの計算式は覚えれば簡単!例題を使って分かりやすく解説

看護師国家試験では計算問題がいくつか問われます。

その中で酸素ボンベに関する問題も出題されます。

サスナス

酸素ボンベの残量や使用時間・扱い方など

計算問題は公式さえ覚えれば確実に点数を取ることができる、いわゆるラッキー問題です。

この記事では現役看護師の僕が、計算問題に悩む看護学生に向けて誰でも理解できるように「酸素ボンベに関する問題」を徹底的に解説していきます。

例題を用いて説明しているので、良ければ最後まで読んでみて下さい。

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酸素ボンベの簡単な計算式(公式)

酸素ボンベに関する計算問題で問われるのはこの2点!

  • 酸素ボンベの残量
  • 酸素ボンベの使用時間

それぞれ分かれば単純な計算問題なので、公式を使いながら分かりやすく解説していきます!

酸素ボンベの残量を計算するには

酸素ボンベの残量を求める計算式はこちら

これさえ覚えれば、酸素ボンベの計算問題は8割ほど解けます。

サスナス

絶対覚えて欲しい公式!

●例題

3L/分で酸素療法中の入院患者が、500L酸素ボンベ(14.7MPaで充塡)を用いて移動した。現在の酸素ボンベの圧力計は5MPaを示している。
酸素ボンベの残量をを求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

先ほどの計算式を当てはめれば..

酸素ボンベの残量=ボンベの容量(500L)×残圧(5MPa)÷(ボンベ圧力14.7MPa)

つまり➡500×5÷14.7=170.06です。

最後に小数点第一位は四捨五入なのでボンベ内の残量はは170L。

ボンベ圧力は14.7MPaである事が多いので、「分母は14.7MPa。分子に残りの数字を掛ける」と覚えれば暗記しやすいかも!

注意点

ボンベ圧力は14.7でない時もあるので問題集を必ず読もう!

酸素ボンベの使用時間を計算するには

酸素ボンベの使用可能時間を求めるにはボンベの残量を知らないといけません。

しかし残量が分かっていれば小学生レベルの問題です。

では先ほどの例題を取り入れて考えてみましょう!

〇例題 

3L/分で酸素療法中の入院患者が、500L酸素ボンベ(14.7MPaで充塡)を用いて移動した。現在の酸素ボンベの圧力計は5MPaを示している。
酸素ボンベの残量をを求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

先ほど計算して残量は170Lと出ましたよね。

そして今酸素を3Lで投与しているので

使用可能時間=残量(170L)÷指示流量(3L)

➡170÷3=56.66

つまり四捨五入して使用可能時間は57分になります。

酸素ボンベの使用時間はボンベの残量を指示流量で割れば簡単に解くことができるので、誰でも解ける算数レベルです。

サスナス

ここまで理解できた人は酸素ボンベの計算問題がいかに簡単か分かってきたはず!

※求めた使用時間は(分)なので、(時間)と間違えないように!

単位まで確認するとミスは減ります

問題によっては(時間)や(分)単位で問われる事があります。

単位を揃えないで計算すると答えが全く違うので気を付けましょう。

kgf/cm²の計算問題が出た時の解き方

過去の国家試験でこんな問題が出ました。

〇例題

150kgf/cm2 500L酸素ボンベの内圧計が90kgf/cm2を示している。この酸素ボンベを用いて2L/分で酸素吸入を行うことになった。

使用可能な時間はどれか?

難しそうに見れますが、これも実は簡単に解くことができます。

ステップ1 酸素ボンベの残量を計算する

ここで聞かれていることは使用可能時間です。

使用時間を知るにはボンベの残量と酸素流量です。

サスナス

けどさっきの公式が使えない。。

ここの問題にはヒントがあります。

・150kgf/cm²で500L入っている。

・しかし今は90kgf/cm²しかない。

サスナス
サスナス

まずは目盛りを使ってイメージしてみよう!

上の目盛りを見ると500Lは入っていない事が分かります。

そして、これをで計算してあげればいいんです。

比を入れる考えは

「150kgf/cm²で500L」なら90kgf/cm²で何L?です。

これが150:500=90:Xになります。

※求めたい数字はXとして計算しています。

比は両端同士・真ん中二つをそれぞれ掛けるので

150X=4500という計算式になります。

X=300L

つまり残量は300Lになります

ステップ2 使用可能な時間を求める

ここまで来れたら後は割り算をするだけです。

残量は300Lで酸素流量は2L/分なので

300÷2=150分

つまり使用可能時間は150分になります。

残量を求めるまでが少し複雑ですが、こういった問題は比を使って解くことができます。

※これ以外にも計算方法がたくさんあるので自分に合った公式を選びましょう!

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計算問題以外で抑えておきたい酸素ボンベに関する知識

では最後に酸素ボンベに関する計算問題以外で抑えておきたい知識をお伝えします。

看護師国家試験にも出題される常識的な事なので復習してみましょう!

酸素ボンベの保管について

酸素ボンベの保管場所は火気厳禁となっています。

引火の原因になるので、火の近くであったり、バルブを開けっぱなし、直射日光も厳禁です。

酸素ボンベは立てた状態で直射日光を避け、高温にならない40度以下の場所に保管しましょう。

酸素ボンベの取り扱いについて日本産業・医療ガス協会が注意喚起をしているのでそちらのサイトも参考程度に見てみよう

携帯用酸素ボンベの取扱いの注意

酸素ボンベの色

酸素ボンベの色はのみです。

ちなみに中央配管の色はです。

酸素ボンベ内の残量を確認する方法

酸素ボンベの残量を確認するときは圧力計の値を確認してください。

よくバルブの噴射音で確認することがありますが、これは間違った知識なので注意してください!

携帯用酸素ボンベ

携帯用酸素ボンベは在宅酸素療法でよく使われます。

停電時の対応使用方法について幅広く問われるので抑えておきましょう。

酸素流量計の使い方について

酸素流量計の使い方については、過去にも出題されてます。

上のイラストのように流量調整は緑のダイアルをひねるだけです。

右にひねればフロート(ボール)が浮き、目盛りとボールの高さを見て酸素の流量を確認します。

目盛りの確認方法は、必ずボールと目線を合わせて確認してください

サスナス

これも試験に出るよ!

最後に

酸素ボンベの問題だけに限らず、国家試験では毎年いくつか計算問題が出題されます。

計算問題が苦手な人は早めに克服したいはず!
しかし、模試や参考書だけでは数をこなせないですよね

そこで僕が100問を超えるオリジナル計算問題を作成いたしました!内容はこちら↓

1.酸素ボンベに関する計算問題:20問
2.点滴の計算問題(滴下・滴下時間):26問
3.体重に関する計算問題(BMI・体重減少率・カウプ指数・ローレル指数・肥満度):18問
4.希釈・注射液の計算問題:23問
5.妊娠数週・月経周期・分娩所要時間:14問

計算問題を得意になると、試験中に計算問題で焦る必要がなくなりますし、他の問題に集中する事ができます。

サスナス

試験中計算問題が分からず焦る受験生は毎年いるみたい..

また計算問題は看護師になってからも必要な知識なので、学生のうちにマスターしておく必要があります。

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